昨日の法要で
「うろうろする」の語源を教えてもらいました♪
昨日は祖母の法要で
糸島の母の実家へ♪
写真は
法要のあとのお食事処
「磯の屋」さんのあたりをうろうろしていたネコさん
こんな野性的なあくびをしていました
すごい牙です
和尚さまのお経のあとの
お説法が楽しみなわたし❣
この日は
「うろうろする」 という語源が
仏教用語から来ていることを教えていただきました
「うろうろする」の「うろ」は
仏教用語の「有漏」(うろ)のこと
「有漏」の「漏」は
漏れるという字を書きますが
迷いや汚れや煩悩のこと
「有漏」は漏れが有ること
漏れ出る汚れや迷いや煩悩があること
「うろうろ」だから「有漏」が強調され
迷いや汚れや煩悩がたくさんあることを意味するんだそうです
「うろうろする」は
たくさんの迷いや汚れや煩悩に惑わされているさま
あれこれと迷っているさまをを言うのだそうです
だから道に迷うとうろうろするっていうんですね~
法要は和尚さまと一緒に
お経を皆で上げるのですが
その中に気になる言葉がありました
『自未得度先度他の心を發すべし』
『じみちくどせんどたのこころをおこすべし』
これは観音さまのお言葉だそうです
自分はすぐにでも悟りを得て
次のステージへと行けるんだけれど
あえてそれはせずに
自分のまわりやあとに続く人々に
まず先に得させてあげようとする
利他的な救済の心なんだそうです
だから観音さまは
この世に留まり人々の救済活動をされたそうです
『自未得度先度他の心』とは
自らは未だ得ていなくても、まず先に他に得えもらおうという心で
「我先に!の心」でなく
『お先にどうぞの心』で生きましょうとの教えだそうです
日々の生活の中で
意識しなくても自然と
『お先にどうぞ』と言える
余裕のある心を持ちたいものだと思いました
この現世は
どんな人でも
どんな環境でも
どんな生き方でも
ちょっとした他を思いやる心を持つことで
世界はやさしい愛につつまれると思いました
先を急ぐ時ほど
お先にどうぞと言えると素敵ですね